だから、思いついた時に執筆を進める。これが基本だと私は思います。でも、ネタを思いついた瞬間に筆を進められないこともあります。例えば、打ち合わせの途中に思いついてその日は終日時間がとれなかったとする。次の日に書くしかありませんよね。次の日ならまだしもそこから日が空くとさらに書きたい意欲は低下する。そういう状況になった時はどうするか。私がとっている対策をご紹介します。
トーンダウンした熱を取り戻す
一度、書きたい意欲が失われた後に書こうとすると、どうしても抑揚がつかない。筆も進まない。伝えたいことがあまりない状態なわけです。だから、もう一度そのネタについて考え直してみて、伝えたい気持ちを思い起こすことにします。
ただ、やっぱり時間はかかりますよ。と言っても10分とか1時間とかっていうレベルですが。もちろん、書きたいって思えないこともある。でも、これって本当に無駄だなと思うわけです。やっぱりすぐ書き始めて、一旦は完成させてしまうのがベストなのは間違いないわけです。
メモになぜ書きたいかを書く
私はどんなときでも、ネタを思いついたらスマホでメモを取るようにします。ネタそのものを忘れてしまうからです。でも、ある時気づいたんですよね。メモを見たら、記事のテーマは思い出すけど、熱量までは取り戻せないと。だから、メモする時に話の流れをキーワードにして残すだけでなく、なぜ書こうと思ったか、その動機や問題提起もチラッと書くようにしています。動機や問題提起を思い出せれば、書こうと思った経緯にまで至り、熱が再燃しやすくなるわけです。
すぐやることが自分の視界を変える第一歩
文章を書く仕事に限りませんが、閃きの瞬間はものすごく貴重なものです。その閃きからこみ上げた熱を捨ててしまうのはもったいないことです。なぜなら、この熱は生きている時間そのものですよね。燃やせる量というのは生きている間にしかできない。つまり有限なものなわけです。だから、一旦燃やした熱を冷ましてまた再燃させるというのは時間も命も無駄にしていると考えます。だから、この無駄をなくすためにも「すぐやる」ということが何より重要だし、それができるかできないかで仕事ができる人、できない人との分かれ目が生じます。
「いつやるの?今でしょ」ではないですが、ここにより良く生きるヒントが隠されていますね。
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