・メルペイ。青柳直樹代表取締役は、「新しい本を『借りるようにして読む』という、メルカリとメルペイならではの体験を届けられる」と話す、という記事に対する意見。著者及び出版社への敬意がまったくないと考えます。不愉快です。
http://katsumakazuyo.hatenablog.com/entry/2019/02/23/004332
・メルペイ問題への補足。もちろん、著者がサブスクリプションモデルや新しいビジネスモデルへの対応は必要で実際私も10年以上そうしています。それでも私が不愉快さを表明しているのは、プラットフォーマーがフリーライダーを推奨しているからです。
http://katsumakazuyo.hatenablog.com/entry/2019/02/23/090232
さて、私がこの話題で思うことは(いつも言っていることですが)プラットフォーマーからの独立です。多くのプラットフォーマーはコンテンツを生み出さない。すでにあるコンテンツを使って商売をしているのです。でも、彼らは利便性という強力な武器を持っている。それゆえにコンテンツホルダーにお金が回らないということが今あらゆる業界に起きているのです。
そして今回はメルカリがやり玉に上がっていますが、プラットフォーマーはコンテンツホルダーのことなど考えもしないものです。青柳直樹さんの発言がすべてを言い表しているでしょう。コンテンツがなければプラットフォーマーも成り立たないんですけどね。そうは言っても、これは時代の流れであり、「敬意がない」と批判するだけでは何も変わらないわけです。コンテンツを作ることの大変さは分かるので理解はできるんですが。では、コンテンツホルダーにとってはどういう対策が取りうるのか。私はこれだけだと考えます。
プラットフォーマーに頼らなくてもビジネスが回る仕組みを作る。その為に自分のメディアを持ち、場合によってはSNSも活用する。サブスクリプションを導入することも方法の1つですし、新規ユーザーを集める仕組みを作ることも大事です。プラットフォーマーが出来ない情報発信のあり方(個人のスターを作るなど)を模索するのも1つです。このようにして初めて自主独立した経営ができるというのが現代のコンテンツ製作者に課せられた使命なんじゃないかと思います。
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