民間企業より公務員に向いている男の特徴

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男性はしばしば、理想やロマンを追い求める生き物です。仕事選びもその一環で、特に若い頃は「憧れ」や「かっこよさ」、「周囲の評価」に影響されがちです。

実際、学生の就職活動では、よくこんな考え方が見られます。

  • 映像クリエイターか・・・カッコ良さそうだな
  • 「仕事?メディア関係だよ」って言ってみたい
  • 商社って言ったら合コンでモテるかな

これらはすべて、「承認欲求」と「外部からの評価」によって職業を選んでいる典型的な例です。そして、その多くは自分の「理想」や「本当にやりたいこと」ではなく、単に目立ちたい、注目されたい、という衝動に従っています。

このような仕事選びでは、一時的な満足感しか得られません。実際、そのような選び方をしている人々には、特別なスキルや人を喜ばせる能力が備わっているわけではなく、社会における貢献や生産性に直結することは少ないです。そういった人たちは、壮年になっても「仕事はやらされるもの」という認識から抜け出せません。

本当に自分の理想像に近づくために能動的に仕事を選び、自己実現を目指す人は少数派で、せいぜい1〜2割程度です。この一部の人々は、自分のやりたい研究をしたり、出世したり、最終的には独立して会社を立ち上げるなど、充実したキャリアを築きます。

一方で、「承認欲求」と「条件」にだけ基づいて選んだ職業でスキルを身につけられなかった人たちは、民間企業では長期間にわたって成果を上げられず、周囲に貢献できることも少なく、仕事の喜びも見出せないまま時間を浪費することになります。最終的には、上司に怒られたり、同僚や部下に怒られる日々が続くことになります。

それでも、もし大手企業に勤務しており、リストラや倒産の心配がないのであれば、そこで「定年までしがみつく」選択も一つの方法かもしれません。しかし、それに値する価値がその企業にない場合、むしろ早々に辞めたほうが良いと言えるでしょう。その場合、公務員という選択肢がベストな選択だと私は考えています。

公務員になれば、リストラや急な転職活動に巻き込まれる心配がないため、家族も安心して暮らすことができます。経済的安定は幸福感に大きく寄与しますし、何より家族のためでもあります。

「公務員なんてダサい」とか、「安定志向だと思われたくない」などと考えることは、まさに男性特有のロマンを追いかける衝動から来ているものです。自分がもっと大きなことをやりたいと思ったり、カッコよく見られたいという気持ちから、その選択肢を軽視しがちです。しかし、男がカッコつけるには、資本主義社会で成り上がるための実力が必要です。それができる人とできない人がいて、できない人がロマンを追い求めても、周囲に迷惑をかけるだけなのです。

家に帰って「今日も疲れた」「あの上司、また偉そうにしていた」というゴミのような愚痴を聞かされる奥さんの立場を考えてみてください。高給取りで尊敬されているなら話は別ですが、安定もなく薄給であれば、奥さんは「いつ捨ててやろうかな?」という気持ちになるのも無理はありません。

もし公務員であれば、その状況は大きく変わります。安定が手に入ることで、精神的な余裕が生まれ、自尊心が傷つけられることも減り、仕事の選択による家庭内の不和もなくなります。ロマンがないかもしれませんが、結果として幸福度が高くなる可能性が高いのです。

民間企業で満足できない状況にある人々にとって、「公務員なんてダサい」と決めつけて自己満足に浸るよりも、家族や周囲のことを考えて安定を選ぶことの方が、長期的に見て賢い選択です。ロマンを追い求めるのは、足元をしっかり固めた後にするべきことなのです。

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中田俊行

大阪生まれ。株式会社デザインプラスという会社を経営しています。
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